@article{oai:obirin.repo.nii.ac.jp:00001696, author = {土橋, 敏良}, journal = {Obirin today : 教育の現場から, In search of a learner-centered education}, month = {Jan}, note = {本学の入学式そして学位授与式で読まれる聖書は、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。」(マタイ7:12)という言葉である。これこそ聖書であるという意味でこの教訓は「黄金律」であり、山上の説教の一節というよりその全体の結論であるとし、積極的生き方こそ聖書の神髄であると強調している。イエス時代の著名なファリサイ人ヒレルは、この教訓を消極的な形で「あなたが嫌いなことは人にもするな」と教えた。孔子にもヒレルと同様の教訓がある。しかし、愛は消極性を超えなければならない。それが本学園の創立者・清水安三の教育理念"Learning and Labor(学而事人)"そのものであり、本学の底流に連綿と息づいている学風でもある。我々は創立者を偶像化するのではなく、その建学の精神を新たな時代環境に適応させ、具現化させていくことが求められよう。現在チャプレン室が取り組んでいる「サービス・ラーニング」という体験型教育実践の手法を、建学の精神に基づく人格形成教育の一環としてこれを捉えていくならば、「学而事人」、学びて奉仕するオビリンナーとしての生き方の体得を目指すものとなろう。現代の就職難を背景に、あらゆる大学が学生の実践的な就職支援を展開している。スーツの着こなし方から立ち居振る舞いなど、会社訪問時の好印象づくりから書類の書き方に至るまで懸命の対策が繰り広げられている。だが、大学関係者が口をそろえるのは「最終的には社会性」である。世間に出て通用する中身・精神性を養えるかどうかが正否を分ける。そのような古くて新しい課題が全入時代にいっそう重く我々にのしかかっている。キリスト教主義大学として、学生の人格形成と市民性育成の課題に、具体的にどのようなプログラムをもって関わっていくのか。試行錯誤を経ながらではあるが、チャプレン室の実践的な取り組みを紹介しつつ、理論的な枠組みと今後の課題も交えて論述したい。, 12, KJ00010259020}, pages = {149--164}, title = {臨床教育プログラムとしてのサービス・ラーニングの展開 - キリスト教精神の浸透と具現化を求めて -}, volume = {11}, year = {2011}, yomi = {ドバシ, トシヨシ} }